契約に仲介業者が来ない訳

お部屋を借りる時、不動産会社へ行きますね。

そこで物件を紹介してもらって、物件を案内してもらいます。

こちらの物件はいかがでしょうか?

この物件にします!

この後、入居申込、審査、ご契約へと進みます。

ご契約は物件を仲介した仲介業者で行う場合と、物件を管理している管理会社で行う場合があります。

今回は管理会社である弊社でご契約。

ご契約の準備をして、お客様を待ちます。

そして、時間通りにお客様がご来店。

物件を紹介した仲介業者は来ていません。

仲介業者用に準備していた席も空席のまま。

予定した契約の時間が過ぎても仲介業者は来ませんので、

ご契約を始めました。

ご契約の前にご説明する重要事項説明書

本来であれば、こちらに仲介業者の捺印がされていなければいけないのですが、

仲介業者が来ていませんので、空欄のまま。

この後、ご契約のご説明をしたのですが、

契約書にも仲介業者の捺印はありません。

結局、物件を紹介した仲介業者は契約に来ませんでした。

では何故、仲介業者が来なかったかというと、

「お客様から仲介手数料を先にもらったから、もうどうでもいいのです。」

本来なら仲介業者は、

お客様がちゃんとご契約を交わすことができたか。

ご契約内容に間違いがなかったか。

無事に鍵を受け取ることができたか。

など、物件を紹介した仲介業者が一緒に契約に立会い、お客様の契約を最後まで確認して仲介業としての役割(責任)を果たさなければいけないのです。

しかし、仲介業者の多くは仲介手数料をもらったら、もうそのお客様は終わりで、次のお客様を追いかけることに必死になります。

後日、仲介業者から

仲介印を押しに行ってもいいっすか?

という連絡がありました。

仲介業者が契約に立ち会わないケースは非常に多いので、

お客様は物件のお申込みをする前に

「契約には立ち会ってもらえるのですよね?」

と聞いてみてください。

仲介手数料というのは、ご契約が無事に成約となった時の報酬ですからね。

もちろん弊社は最後まで責任を持って仕事させていただきますので、ご安心ください。

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