不動産屋にスプレー缶

まずは、札幌市のガス爆発事故でお怪我をされた方々へ心よりお見舞い申し上げます。

今回何故このような事故を起こしてしまったのか、不動産屋事情をお話します。

私たち不動産業者の報酬額は宅地建物取引業法で上限が決まっています。

そこで、それ以上儲かる方法はないか?

という考え方が今回のスプレー缶爆発事故に結びつきます。

本来ならば、お客様は仲介をしてもらった不動産業者に仲介手数料を支払うだけでいいのです。

しかし、管理会社は仲介手数料の他に、抗菌施工代、消毒代などという名目で、お客様から代金を受け取ろうとしたのです。

この抗菌施工代、消毒代というのが、今回のスプレー缶にあたります。

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抗菌施工代は不動産会社によって異なりますが、16,200円が相場です。

しかし、このスプレー缶、抗菌施工、消毒というものですが、なんの保証もされていません。

スプレーを実施したことにより、お部屋に嫌な虫が出ないことを保証する保証書も出ません。

しかし、この抗菌施工、消毒代を契約の必須条件としている不動産業者も少なくありません。

さて、これで困るのは初期費用が増えてしまうお客様と、その不要な費用のため、お客様を逃してしまう大家さんです。

今回、札幌市の事故が公になりましたが、これは全国的な話しです。

1本 16,200円で売っているものを約120本廃棄処分。

それを買わされているお客様。

そして、自社の身勝手で、負傷者42名も出してしまった今回の事故。

腹が立ちます。

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