不動産の査定

一戸建て、マンション、アパート、土地などの不動産を売却したいとき、不動産会社に物件の査定をしてもらえます。

例えば、分譲マンションの売却査定を3社の不動産会社にお願いした場合。

「ウチのマンション、いくらぐらいで売れますかね?」

A社

「5000万円で売れると思います。」

B社

「4500万円で売れると思います。」

C社

「4000万円で売れると思います。」

「う~ん、こんなに違うのか。」

「でも、高く売りたいしなぁ。」

「よし!1番高い査定をしてくれたA社にお願いしよう!」

となりますよね。

ここで「ちょっと待った!」です。

本当にその価格でマンションが売れるのでしょうか?

そこで、A社に聞いてみてください。

「本当に5000万円で売れるの?」

「はい!橋本はリニア中央新幹線が来るので、人気があります!」

「じゃあ、おたくの会社で買い取ってもらえますか?」

「ウチは買い取りやってないんですよ。申し訳ございません。」

「じゃあ、もし、あなたが買うとしたら、いくらで買う?」

「別の不動産会社に買ってもらったらいくらになる?」

「え~っと・・・」

これで、だいたいの様子がつかめますね。

A社がやりたかったことは、売主さんと「専任媒介契約」を結んで、A社独占でマンションを販売をしたかったのです。

もちろん、最初は5000万円で販売開始しますが、高すぎて売れず、2ヶ月後値下げ、半年後値下げ、というふうに徐々に販売価格が下がっていくというのが目に見えています。

売主さんはマンションが売れず、ただ時間だけが過ぎていくということになってしまいます。

売主さんは高く売りたい!

買主さんは安く買いたい!

不動産にも適正価格がありますので、不動産会社選びも慎重に行ってくださいね!

有名店へのご相談だけでなく、地元の不動産屋さんにもご相談されると本当のことが分かりますよ。

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