契約時のトラブルを防ぐために知っておきたい「宅地建物取引士」の役割

同じ不動産会社でも、「案内だけする人」と「契約まで責任を持つ人」が分かれていることがあります。この記事では、なぜ最初から最後まで宅地建物取引士が担当することが大切なのか、お客様目線で分かりやすくお伝えします。

その担当者、本当に「最初から最後まで」任せられますか?

物件探しのとき、多くの方は不動産会社の担当者と一緒に物件を見て回ります。
お部屋の明るさや広さ、周辺環境などを説明してくれて、「感じのいい人だな」と思うこともありますよね。

でも、ここで一つだけ必ず確認していただきたいことがあります。

その担当者の名刺に「宅地建物取引士」と書いてありますか?


なぜ「宅地建物取引士」がそんなに大事なのか

物件を借りる・買うときには、こんな大事なことを不動産会社とやり取りします。

  •  売買価格・賃料の交渉
  •  礼金や敷金、フリーレントなどの条件交渉
  •  付帯設備(エアコン・給湯器・インターネットなど)の確認
  •  引き渡し時期・入居開始日 など

ご案内の段階で、
「もう少し賃料を下げられませんか?」
「エアコンを新品にしてもらえますか?」
といった 条件交渉 をすることもあります。

ところが——

物件を案内してくれた担当者が「宅地建物取引士」の資格を持っていない場合、
契約のときに別の担当者(宅地建物取引士)が登場 することがよくあります。

「重要事項説明書」という、
建物や契約条件について細かく書かれた書面を読み上げ、説明できるのは、
法律で「宅地建物取引士」と決められているからです。


「言った・言わない」の多くは、担当が分かれることで起きます

少し想像してみてください。

ご案内してくれたAさん

契約時に初めて会う宅地建物取引士のBさん

Aさんとの会話では、

「古いエアコンは交換してもらえたら契約したいです」
「礼金はなしにしてもらえたら契約したいです」
など、たくさんのやり取りをしますよね。

しかし契約当日、もし Bさん

条件交渉があったことを聞いていない

という状態だったらどうでしょうか。

そのお話は聞いていません
契約書にはその条件は書けません

こんな食い違いが生まれてしまうと、

お客様としては「え?話が違う…」と不安になってしまいます。

ご案内してくれたAさんが契約に同席し、内容をきちんと把握していれば防げるトラブルも、
契約時には担当者が入れ替わることで起きてしまう のです。


本当に大事なのは「重要事項説明書」と「契約書」

お部屋の内見はもちろん大切です。
ただ、もっと大事なのは 「重要事項説明書」と「契約書」 です。

ここには、

建物の構造や設備のこと

契約期間や更新、契約の条件、物件のルール、

お金に関わる大切な約束ごと

などが、細かく、そして法律的な言葉で書かれています。

ここをきちんと理解できるかどうかで、
安心して暮らせるか、後から困ったことが起きるかが決まります。

だからこそ、
最初のご案内から契約・鍵のお渡しまで、不動産の専門知識がある「宅地建物取引士」が一貫して担当することが理想的 です。


「最初から最後まで宅建士」の担当者なら安心

最初から最後まで「宅地建物取引士」の国家資格を持つ担当者が対応すれば、

ご案内のときに交わした条件交渉の内容

物件を見て感じたことや、お客様の不安点

契約書や重要事項説明書に反映すべきポイント

これらを一人の担当者がすべて把握しているので、

「そんなこと聞いていない」
「言った・言わない」

といったトラブルをなくすことができます。


宅地建物取引士証って、こんなものです

こちらが「宅地建物取引士証」 です。

重要事項説明の際には、この宅建士証をお客様に提示してから説明を行います。
これが、「国家資格を持った人がきちんと説明します」という証明になります。


ケイ・ライフが大切にしていること

ケイ・ライフでは、
宅地建物取引士である代表の私(黒田)がご案内からご契約、鍵のお引き渡しまで、
すべて一貫して責任を持って担当いたします。

物件の良いところも、気になるところも正直にお伝えすること

条件交渉の内容をきちんと把握し、法律に則った上で契約書に反映すること

ご入居後も「相談しやすい担当者」であり続けること

これらをこれからも大切にして、日々お客様と向き合っています。

お部屋探しは、これからの暮らしを選ぶ大切な時間です。

「この担当者に任せて大丈夫かな?」と不安なことがあれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。宅地建物取引士として、分かりやすく正直にお答えします。

宅地建物取引士 黒田国彦

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