お客様が気に入ってから話します。

私たち不動産業者はお客様に物件をご案内する前に必ず、その物件の確認をいたします。

物件の確認とは現時点で物件があるかどうかの問い合わせをすることです。

そのために物件の管理会社さんに電話をします。

「物件の確認ですが、よろしいでしょうか?」

「はい、どうぞ。」

「ハイツ◯◯ E棟 202号室ですが、ございますでしょうか?」

「さっき、ご案内が入ったけどありますよ。」

「はい、分かりました。」

「えっと、いくつぐらいの人ですか? どちらにお勤めですか?」

「まずは物件をご紹介させていただきます。」

このような失礼な会話、まあまああります。

まず、

「さっき、ご案内が入ったけどありますよ。」

私は物件があるかないかだけを尋ねているのに、「他社で決まっちゃうよ。」的な。

私をあおってどうする。

次は

「えっと、いくつぐらいの人ですか? どちらにお勤めですか?」

まだ物件を見ていないし、お客様が部屋を気に入ってくれたら、申込書に記入します。

もちろん、お客様は知らない会話ですが、こんなことを不動産業者同士でやり取りするときがたま~にあります。

このような会話をする人は不動産業界慣れしている人が多いです。

もう、時代は令和。

貸してあげるではなく、借りていただくという姿勢でないとどんどんお客様は離れていきます。

大家さんはお客様からお金をいただいているのですから。

アパートやマンションの入居率を上げるのも下げるのも窓口となっている管理会社さんの対応次第で結構変わると思います。

だって、私の大事なお客様が住むところですから、誠実な管理会社さんの物件でないとご紹介しませんからね。

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