連帯保証人をお願いされた

先日、弊社にご相談のお電話がありました。

電話の声を聴くと20代ぐらいの男性

「あの、友達が部屋を借りるって言ってて、俺に連帯保証人になって欲しいって言われたんですよ。」
「なったほうがいいっすかね?」

「いきなりですね! もうちょっと前から聞かせてもらいますね。」
「友達は物件の申込みをしたのですか?」

「はい、申し込んだんですけど、審査が通らなかったんで、俺に連帯保証人になってって。」

「その友達は親とか兄弟とか他に連帯保証人になってくれる人はいませんか?」

「はい、友達の親は連帯保証人になりたくないって。」

「すごいですね! その友達の親が連帯保証人にならないのに、君はなってあげるのですか?」

「連帯保証人ってどんなことっすか?」

「えっと、簡単に言うと全部の責任を負います。」

「マジっすか!」

「マジっす、親も引き受けないほど責任重大なことです。」

「マジかぁ。じゃあ、友達が審査に落ちたのは俺がアコムでお金借りてるからっすかね?」

「えっと? どうしました? 違います。」
「話しを戻しますね。本人が入居審査に通らなかったから連帯保証人を付けて再審査をするかどうか、でも親が連帯保証人にならないぐらいだから、あなたが連帯保証人になるのは辞めたほうがいいと私は思います。」

「それで、友達はまだ未成年なんすよ。」

「じゃんじゃん来ますね!」
「まずは、今物件の申し込みをしている不動産会社に聞いて、他に物件を借りられる方法があるか聞いてみてください。難しいようだったら無理に物件を借りないほうがいいと思います。あなたは決して連帯保証人にならないようにしてください。また分からないことがあったら電話ください。」

「分かりました」
友達のために何とかしてあげたいという優しい青年でした。
ウチに電話して来てくれてありがとうね。

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