物件確認ダイヤル
お客様がスマホでSUUMO、HOME'S、at homeなどのポータルサイトを見て不動産を探すのは当たり前になっていますが、

実は物件を掲載したり、削除するのは結構アナログなところがあるんです。
例えば、「スカイシティー橋本 1102号室」という物件をネットで見つけると

A社、B社、C社、D社、E社とたくさんの不動産会社が物件情報を掲載しています。
お客様はどの会社に問い合わせをしても物件を内見することができ、契約をすることができます。
それだけでなく「スカイシティー橋本 1102号室」を掲載していない不動産会社でも契約できます。
不動産情報はオンラインでつながっていて、情報公開していますから、どこの不動産会社に行っても構いません。
しかし、この物件情報ですが、物件の有無が共有されていません。
A社のお客様が物件のお申し込みをして物件が商談中になったとしても、B、C、D、E社はそれを知らないまま物件を掲載しているのです。
もし、そのままA社のお客様がご契約、お引越しとなってもB、C、D、E社は知らないままです。
このまま時が過ぎてしまうと、募集していない物件を掲載していることになり、いわゆる「おとり広告」になってしまいます。
おとり広告は宅建業法違反になりますので、B、C、D、E社は定期的に物件の有無を管理会社さんへ確認します。
どうやって確認するかというと電話です。

管理会社さんへ電話して、「スカイシティー橋本 1102号室」はまだありますか?
と物件の有無を確認します。
たくさんの物件をネット掲載している不動産会社は大変です。
スカイシティー橋本 1102号室
ハイツ佐藤102号室、203号室、302号室
リバーサイドウッドベル301号室
ハシモトコート202号室、303号室
ファミーユ太田405号室
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ほとんど電話します。
1,000件掲載していれば、1,000件有無の確認
10,000件掲載していれば、10,000件有無の確認
それも週1回

それだけでなく、管理会社さんも大変です。
週明けは物件確認の電話が鳴りやみません。
B社「スカイシティー橋本 1102号室」はまだありますか?

「ございます。」
C社「スカイシティー橋本 1102号室」はまだありますか?

「ございます。」
D社「スカイシティー橋本 1102号室」はまだありますか?

「ございます。」
E社「スカイシティー橋本 1102号室」はまだありますか?

「ございます。」
F社「スカイシティー橋本 1102号室」はまだありますか?

「ございます。」
G社「スカイシティー橋本 1102号室」はまだありますか?

「ございます。」
H社「スカイシティー橋本 1102号室」はまだありますか?

「ございます。」
1つの物件でこんなに電話がかかってきます。
100物件あったら・・・・・
この物件確認の対応が業務の負担になってしまうので、物件確認の方法が変わってきました。
不動産会社が物件の有無を確認する場合、専用の物件確認ダイヤルに電話をかけ、自動音声で対応するというものです。

受話器に向かって「建物名」を言ったり、賃料をプッシュすると現在募集中かどうかが分かります。
私も今日やってみました。
コチラハ物件確認ダイヤルデス
物件情報ヲ確認シタイ方ハ 確認シタイ建物名ヲ声ニ出シ、最後ニ #(シャープ)ヲ押シテクダサイ

「ミッドオアシスタワー」
物件ヲ検索シテイマス
物件ヲ検索シテイマス
「古木ビル」デ、ヨロシカッタデショウカ?

「いやいやよろしくない」
ヨロシケレバ「1」ヲ

「話し進んじゃってる」
こんな面白なこともたまにあります。
この建物名を声に出すのって一人ならいいけど、目の前にお客様がいらっしゃるときは抵抗があります。
物件確認ダイヤルを知らないお客様の目の前で、
いきなり
「ハイツ佐藤」
って一言だけ言うんですよ。
ちょっとねぇ・・・
お申し込みが入ったら管理会社さんがオンラインで物件を削除すれば、こんな無駄なこと必要ないと思うのですが・・・
もしキャンセルになったらまた復活させればいいだけですから。
電話の時間も費用もかからないと思うのですが、みなさんどうでしょう?
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