決してあってはいけないこと
お客様から「引越しをしたい」とご相談をいただきました。

「も~、毎日Gが出て超~嫌なんです」

「毎日Gですか?それは私も超~嫌です」
「私〇〇ハイツに住んでるんですけど・・・」
「そこは出ますね」
「何で分かるんですか?」

「橋本専門の不動産屋ですから」
「何でそこにしたんですか?日当たりも悪いですよね?」

「そう窓を開けると目の前壁です。でもバス・トイレ別だったから」

「いやいや、バストイレ別なのに何で安いのかな?って思わないといけませんよ」

「それだけじゃなくて、都市ガスの物件だから決めたのにプロパンガスだったんですよぉ」

「ええっ?!」
「契約の時に初めて知って」
「案内した人なんて言ってました?」
「プロパンガスでした。すみませんって。」
「でも時間がなかったからもういいやって」

「その不動産業者アウト~!」

「去年の10月に引越して来たんですけど、まだ契約書が戻って来てなくて」

「なんも言えねぇ~~~!」
なぜこんなことになってしまったのかと言うと
【営業が素人】
プロが現地に行ってプロパンガスか都市ガスか分からないことなんてあり得ません。
【分業】
営業は案内をするだけだから、契約のことは知らない。
事務は契約をするだけだから、物件は見てないので知らない。
【終わったから】
契約が終わってお金ももらったから、契約書類が貸主から戻って来たかどうかなんて忘れているのです。
売買契約では、こんな事はほぼありませんが、(あったら大変)賃貸契約で起こってしまっているのは、
「なめてる」からです。
分業にしているせいで「それ私の責任じゃない」「えっ?そうだったっけ?俺聞いてない」など責任の所在が不明になり、結果的にお客様にご迷惑をおかけしているのです。
不動産会社が仕事を分業にしているのは効率化が図れるためです。
スタッフが多い会社ほどそうするでしょう。
「分業」「効率化」「金儲け」が悪いとは言いません。
ただ1番大事なのは「会社のルール」ではなく「お客様」ということです。
決してあってはいけないことです。
この後、私は
「橋本駅近」「都市ガス」「電子ロック」「ウォークインクローゼット」「モニター付きインターホン」「システムキッチン」「独立洗面台」「浴室乾燥機」「ウォシュレット」「最上階」「角部屋」「南向き」「日当たり良好」「礼金なし」「フリーレント」
のフルコースな物件をご紹介させていただき、ご契約となりました。
だって

「橋本専門の不動産屋ですから」
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