大企業様それぞれのルール
先日、県外からお客様にお越しいただき、

橋本の物件をご覧くださり、お決めいただきました。
どうもありがとうございます。
法人様でのご契約で、社宅代行業者様が間に入ってご契約のお手続きを行うことになりました。
社宅代行業者様は誰でも知っている大企業様。

弊社とご契約の準備を進めて参ります。

私は貸主様と連絡を取り、ご契約書類のひな形の作成依頼をお願いいたしました。
貸主様も誰でも知っている大企業様。


私は2社の大企業様との間に入り、ご契約に向かって仲介業務を進めて参ります。
貸主様よりご契約書類のひな形があがってきましたので、借主様側の社宅代行業者様へ書類を送信。
しばらくして、お電話をいただきました。

「クリーニング費用が契約時のお支払いとなっているのですが、退去時の支払いに変更してください。」

「分かりました。確認いたします。」

「ご契約書にあるクリーニング費用ですが、退去時のご精算にしていただくことは可能でしょうか?」

「すみません。クリーニング費用はご契約時にいただくことになっているので、変更はできません。」

「かしこまりました。お伝えいたします。」

「クリーニング費用の件を確認したのですが、ご契約時のお支払いになります。」

「それでは困ります。敷金なら契約時にお支払いいたしますが、クリーニング費用は退去時のお支払いとなりますので、ご変更をお願いいたします。」

「かしこまりました。再度確認いたします。」

「度々すみません。クリーニング費用を敷金1ヶ月分のお預かり金に変更していただくか、クリーニング費用を退去時のお支払いに変更していただくことは可能でしょうか。」

「あのですね、全国同じ契約書にしているので、この物件だけ変更することはできません。」

「かしこまりました。申し伝えます。」

「申し訳ございませんが、ご契約書の変更はできません。このままで進めさせていただけませんでしょうか。」

「それでは困ります。私から貸主様へ連絡させていただきます。」
しばらくして・・・

「今、本社から直接連絡がありました、これじゃあ困りますよ。ウチは貸主ですよ。嫌ならキャンセルしていただいて構いません。」
あの、大企業様たち、
私たちが本来やるべきことは何ですか?
お客様に無事、お引越しをしていただくことが一番大事なことではないでしょうか。

この後、お話しをまとめて無事にお引越しとなりました。

それが不動産仲介の私の仕事ですから。
カテゴリー
橋本賃貸ブログ
契約時のトラブルを防ぐために知っておきたい「宅地建物取引士」の役割
同じ不動産会社でも、「案内だけする人」と「契約まで責任を持つ人」が分かれていることがあります。この記事では、なぜ最初から最後まで宅地建物取引士が担当することが大切なのか、お客様目線で分かりやすくお伝えします。
その担当者、本当に「最初から最後まで」任せられますか?物件探しのとき、多くの方は不動産会社の担当者と一緒に物件を見て回ります。
お部屋の明るさや広さ、周辺環...






