区分所有のマンションを事務所として貸せますか？
私が所有している分譲マンション（区分所有建物）を貸し出そうと思っているのですが、
駅から近く立地がいいので、【 事務所 】として貸し出すことはできますか？
はい。
答えはマンションの管理規約にあります。
管理規約
管理規約には分譲マンション（区分所有建物）のルールが書いてあります。
内容は
☐ 管理組合について
☐ 共用部について
☐ 自転車置場・駐車場について
☐ ペットの飼育について
☐ 管理費・修繕積立金について
☐ リフォームの規定について
などなど
管理規約にはマンションの様々なルールが記載されております。
その管理規約にマンションは【 住居専用 】である旨の規定があった場合、
事務所として貸し出すことはできません。
もし内緒で、【 事務所 】として貸し出しをしてしまった場合、
区分所有者の共同の利益に反する行為
として、事務所利用の停止や禁止が命じられることになります。
そうなってしまうと、事務所として賃貸借契約を締結してしまった所有者（賃貸人）は賃借人に対し、債務不履行として損害賠償義務を負うことになってしまいます。
事務所使用以外で、
ペットを飼育する際についても確認が必要です。
ペット飼育細則
ペット可の分譲マンションであった場合、その内容が事細かに記載されております。
☐ ペットの頭数（２頭まで）
☐ ペットの種類
☐ ペットの大きさ（80cmまで）
☐ 毒を有する動物不可
☐ 他の居住者に不快感を催させる動物不可
☐ 人の身体に危害を加えたことのある動物不可
などペットに関する飼養細則が細かく記載されております。
聞いてないよぉ～。
では済まされませんので、しっかりと不動産屋さんに確認してくださいね。
カテゴリー
橋本賃貸ブログ
契約時のトラブルを防ぐために知っておきたい「宅地建物取引士」の役割
同じ不動産会社でも、「案内だけする人」と「契約まで責任を持つ人」が分かれていることがあります。この記事では、なぜ最初から最後まで宅地建物取引士が担当することが大切なのか、お客様目線で分かりやすくお伝えします。
その担当者、本当に「最初から最後まで」任せられますか？物件探しのとき、多くの方は不動産会社の担当者と一緒に物件を見て回ります。
お部屋の明るさや広さ、周辺環...
