キャンセルの蓄積
物件の確認をすると、すでにお申込み済みだった物件が「キャンセル」になり、再募集になっていることが最近増えて来ました。
「キャンセル」っていう軽々しい言葉ですが、「解約・取消・撤回」という不動産流通にとってはかなり重要なキーワードになるのです。
お客様は土曜日、日曜日のお休みの日に不動産会社に行き、お部屋探しすることが多く、物件の「入居申込書」が入るのも土曜日、日曜日が多くなります。
ということは土曜日、日曜日はライバルが多く、タッチの差で物件が取られてしまうこともよくあります。

ここで、気を付けなければいけないのが、「入居申込書」の信頼性です。
ただ、「物件を押さえておくだけ」の入居申込書なのか「本気」の入居申込書なのかを管理会社もしくは大家さんは見極める必要があります。
見極め方のひとつとして、
・入居申込書に空白が少ないかどうか
・身分証明書があるかどうか
・認印があるかどうか
これである程度、お客様の本気度が分かります。

不動産会社によっては「これ仮予約の入居申込書なんで、キャンセルできますから。」と嘘をつく会社もあります。
不動産の申込書に「仮」なんてありません。
「仮」の申込書で物件が押さえられたら、本気で借りたいお客様がチャンスを失うからです。
大家さんもチャンスを失ってしまいますね。

そういう会社はいつも同じ手法を取りますので「キャンセルの回数」が増えています。
管理会社さんも大家さんも「キャンセルしがちな不動産会社」からの入居申込書は最初から信用していません。
入居申込書は文字通り「入居を申し込む書類」ですから、「早くしないとなくなっちゃいますよ。」という営業の言葉で判断するのではなく、お客様自身でよくご検討されてから、ご記入くださいね。
カテゴリー
橋本賃貸ブログ
契約時のトラブルを防ぐために知っておきたい「宅地建物取引士」の役割
同じ不動産会社でも、「案内だけする人」と「契約まで責任を持つ人」が分かれていることがあります。この記事では、なぜ最初から最後まで宅地建物取引士が担当することが大切なのか、お客様目線で分かりやすくお伝えします。
その担当者、本当に「最初から最後まで」任せられますか?物件探しのとき、多くの方は不動産会社の担当者と一緒に物件を見て回ります。
お部屋の明るさや広さ、周辺環...






